kintone Plugin Guide
kintone PDF AI 解析プラグイン(OpenAI Responses API 対応)
kintone のレコードに添付された PDF を OpenAI の AI に送信して解析し、結果を指定フィールドへ自動で書き込むプラグインです。PC・モバイルの両方に対応しています。
できること
- 添付ファイルフィールドの PDF をワンクリックで AI に送信し、解析結果を自動で受け取れます
- AI の役割や口調、出力ルールをあらかじめ固定できるため、毎回同じ指示を書く必要がありません
- 思考の深さ(Reasoning)を調整でき、用途に応じて回答の精度とスピードのバランスを変えられます
- バックグラウンド実行に対応しており、長い解析もポーリングで完了まで自動的に待機します
事前準備(kintone アプリ側)
プラグインを使う前に、kintone アプリのフォームで以下の 3 つを用意してください。
- PDF 添付用フィールド — PDF を添付するフィールド(例: 添付ファイル、フィールドコード
pdfFile) - 出力用フィールド — AI の解析結果が書き込まれるフィールド(例: 複数行テキスト、フィールドコード
aiReply) - スペース(要素ID付き) — 「PDFをAIで解析」ボタンを表示する場所です。フォームに「スペース」部品を配置し、要素ID を設定してください(例:
pdf_ai_space)
補足: ここでいう「スペース」は、フォーム上に配置するスペース部品のことです。kintone の「スペース」機能(コミュニケーション用)とは別物ですのでご注意ください。本プラグインは添付ファイルフィールドの先頭 1 件目のファイルを対象にします。
プラグインの設定項目
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| APIキー | OpenAI の API キー(sk- で始まる文字列) |
| モデル | 使用する AI モデル(現状は gpt-5.2 のみ選択可) |
| 思考の強さ | 任意設定。none / low / medium / high / xhigh から選択。高いほど深く考えますが、応答に時間がかかります |
| バックグラウンド実行 | ON の場合、バックグラウンドで実行し完了まで取得を繰り返します |
| システムプロンプト | AI への事前指示(PDF の読み方、出力形式、禁止事項、口調など)。未入力の場合は既定の指示が適用されます |
| PDFフィールドコード | PDF が添付される「添付ファイル」フィールドのフィールドコード |
| 出力フィールドコード | AI の解析結果を書き込むフィールドのフィールドコード |
| スペースID | ボタンを表示するスペース部品の要素ID |
キーの管理: API Key は必要最小限の権限で発行し、定期的にOpenAIのダッシュボードからAPIの利用状況を管理することを推奨します。不要になったキーは OpenAI のダッシュボードから速やかに無効化してください。
使い方
- レコードに PDF を添付して 保存 する
- レコードの 詳細画面 を開く(PC / モバイル)
- フォーム上に表示される 「PDFをAIで解析」 ボタンを押す
- 解析完了後、編集画面へ自動遷移 し、出力フィールドに結果が入力されます
- 内容を確認して 保存 する
ご注意ください
- 情報の取り扱い: 添付した PDF の内容は OpenAI のサーバーに送信されます。機密情報や個人情報を送信してよいか、社内のルール・規定を必ず確認してください。
- 利用料金: OpenAI API は従量課金制です。利用量に応じて費用が発生します。
- サイズ / 内容: 大きい PDF や画像中心の PDF は、解析に時間がかかったり精度が落ちる場合があります(目安: 50MB 未満推奨)。
- 権限: 結果を書き込むため編集画面へ遷移します。利用ユーザーに編集権限がない場合は保存できません。
- 設定ミスにご注意: スペースの要素ID やフィールドコードが間違っていると、ボタンが表示されない・書き込みエラーになるなどの不具合が起きます。
- 対応画面: ボタン表示はレコード詳細画面です。一覧画面では動作しません。